SCP-040-NW
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アイテム番号: SCP-040-NW

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-040-NWは人間が使用するものと同等の調度品が設えられた個室に収容してください。外に出す、直接触れることの出来る場所にDクラス職員以外を存在させること以外の軽微な"おねがい"は実行してください。その際判断が困難な要求があった際はエージェント█████に確認してください。

説明:SCP-040-NWは黒を基調としたゴシックロリータの服装をした、比較的小柄な人間の少女に見える自律型の人型機械です。製造施設や製造時期、構造材は現在特定できていません。███県山奥にある登記されていない廃工場内の木箱の中で休眠状態だったところを近隣の住民が発見し、その後エージェントによって回収されました。同施設内に他の類似したオブジェクトはありませんでした。また、廃工場には破損した木材加工用の設備しか確認されませんでした。SCP-040-NWは自身を量産型戦闘用アンドロイドだと発言しており、同種の存在が複数存在することを示唆しています。現在武装は腕部に内臓された光線銃と、その光線銃を転用した光棒状の切断装置が確認されています。SCP-040-NWはこれらの武装を動力源となる機関に直結されており外すことは出来ないものだと説明しています。

SCP-040-NWは自律行動を行い人間の生活行動を真似た活動を行いますが、発話機能が十全でないらしく時折脈絡のない単語をやイントネーションの異なる単語などを発話します。

SCP-040-NWは食事等の生活行為を必要としません。食事を与えられれば経口摂取します。未知の手段で消化することは確認されていますが排泄は行わず、摂り込んだ物質の行方は不明です。

SCP-040-NWは部屋に██時間以上留まった際、部屋の天井裏にあたる空間にSCP-040-NW-2を出現させます。SCP-040-NW-2はSCP-040-NWに対し友好的なネズミとして振舞い、またSCP-040-NWもSCP-040-NW-2を以前からずっと居たものとして扱います。発生から█時間に1度自己増殖を行い、屋根裏部屋の空間占有率が一定に達するなどの複数の条件によりSCP-040-NW-2同士で共食いや局所的な火災などによって個体数を増減させます。人がSCP-040-NW-2に接触した場合、人をSCP-040-NW-3に変質させる場合があります。SCP-040-NW-3となった人は「チュウ」などと発言したりSCP-040-NW-2と類似した行動を行うようになります。個体数の増減はSCP-040-NW-3も例外なく対象となります。

SCP-040-NWは時折、不明な手段によって選定された一部の職員に対し"おねがい"を行う場合があります。"おねがい"が達成しない場合、SCP-040-NW-2およびSCP-040-NW-3の活動が活発になることが確認されています。現在SCP-040-NWはこの"おねがい"によって、「少し豪華な調度品」「シャンデリア」「前より広い屋根裏」「自身が着ているものと類似したデザインの服数着」「レトロゲーム」「███博士のパソコンを中継してインターネットに接続されたパソコン」「インターネット上で配信活動を行うことを許す██博士の許可」「webカメラ」「USB接続マイク」「プランター」「日本刀」などを獲得しています。

今後重要度が低く経費の負担が大きい"おねがい"が発生した場合、エージェント████に確認を取ったうえで███博士の個人口座で調達するように。